目的に合わせたキャッシュフローが出ているか?
将来を見据え、キャッシュフローの精査を
これまでの説明で、キャッシュフローの現状把握が必要であると繰り返し説明してきました。 毎月毎年のキャッシュフローが把握できたら、5年先、10年先についてもキャッシュフローのシミュレーションをしてみましょう。 将来的なシミュレーションを行うことで、現状のキャッシュフローがご自身の目的・意向に沿うものか、問題点や改善策はないかを明らかにできます。
特に相続対策を考える場合、相続税を支払えるようにある程度現金を残しておく必要があります。 キャッシュフローが足りないために、相続税を払えず売却するしかないという状況になることもありえます。
物件資産をたくさん持っているからなんとかなるだろうと考えるオーナーもいるかと思います。 例えば家賃収入で1%の手残りを得ており、資産にかかる相続税が40%とします。 家賃収入があれば、そこから相続税を払いたいと考えますが、1%の収入ではまかなえません。
現状把握を行っておけば、将来どういう状況になるのか予測でき、負担なく相続できるように施策をうっておくといった判断や、現金を残して相続するためにはどの物件を売却するかといった選定を行うことが可能になります。
パッケージプランなど様々な付帯でキャッシュフローが残りづらいサブリース。収益を確保するには、先を見据えたキャッシュフローの精査と事前のリスク対策が重要です。