賃貸経営の仕組み。キャッシュフローが25%以上なければ建築しないほうがいい。
賃貸経営では、キャッシュフローを把握しておくことが大事です。
重要な指標の一つとして、様々な判断のもとになります。
銀行のローン返済した残りのもの、手残りをキャッシュフローとしてお話をしますが、
土地をもともとお持ちの方で建物を建てられたというオーナー様の場合、借入返済した後の現金の手残りが家賃収入の25%以下だったら、明らかに高い建築をしています。
これは実際にお持ちの物件でも確認できますので、ぜひ計算してみてください。
相続対策で建物を建てたとしても、将来借入が減ってくると相続の時の効果が薄まってきます。そうなっていくことを想定して現金をある程度残しておかないといけません。
相続評価額に対してキャッシュフローは12%以上にしておく必要があるといわれています。
指標をまとめるとこのようになります。
キャッシュフロー25%以下は建築しないほうがいい。
相続を想定するなら相続評価額に対してキャッシュフローは12%以上!
あまりこのことをメーカーさんでお話している人は少ないかも知れません。
どうしてもサブリースだと手残りが少なくなるケースが多いためです。
空室リスクも免責期間によって残っているので、最初のグラフでもその分収益が圧迫されています。
こちらはキャッシュフローなどの各項目が、どれくらいだとどんな状態かということをまとめた一覧です。
各オーナー毎に、家賃や収入、運営費、ローンの返済費、それぞれ違うと思います。ご自身が今どの状態になっているのか、この表を確認されることをおすすめします。
自身の現状を判断するためにも、キャッシュフローを把握しておくことは重要です。