修繕コストでも賃貸経営は大きく変わる!
賃貸経営のサイクルでは12年に1度、大型工事が発生します。
以下のグラフは、修繕工事費用の支出分布を示したもので、各メーカーが築何年目で外壁塗装やリフォームといった大規模修繕の提案をしているかが読み取れます。修繕費が突出しているのは築12年目と築24年目であり、12年のスパンで大きい修繕費がかかることがわかります。
修繕費用の支出分布
その他、築10年を超えてからおよそ2年毎に修繕費が発生しています。これは、サブリース会社は賃料査定のタイミングに合わせて修繕を提案してくるためです。 査定を一気に下げられるのではという不安から、修繕を断れず受け入れざるを得ない状況になりやすいのです。 また、大手メーカーの場合は修繕費用が割高になるケースが多く見られます(周辺相場の1.5倍以上など)。 その点にも注意が必要です。
一般的な経営では、生涯で3回程度の大型工事を想定する必要があります。サブリース会社に運営を任せているので安心と思わず、大規模修繕に備えたコストの見極めと手残りの確保が必要です。